突然ですが、外国通貨は現金なのでしょうか?
外国の通貨なんだから現金でしょ? いや、ちょっと待ってください。外国通貨と現金は、別物と考えられます。
そこで今回は、現金を送ることが禁止されている、クロネコヤマト宅急便で、外国通貨が送れるのか、真実に迫ってみたいと思います。
外国通貨と現金は別物?
外国通貨と現金は、別物と考えられると書きましたが、その根拠からです。
郵便局の場合
まず、クロネコヤマトではなくて郵便局の場合を見てみましょう。
現金書留は、日本の紙幣を対象としていますので、一般書留をご利用してください。
引用元:郵便局 ドル紙幣(外貨)を送る場合、現金書留としなければなりませんか?
現金(※)を内容とするものは、現金封筒(売価21円)を使用し、必ず現金書留としてください(窓口で販売している現金封筒の大きさを超える郵便物の場合は、現金封筒を使用しなくても、現金書留とすることができます。詳しくはお近くの郵便局にお尋ねください。
※日本国内において強制通用力を有する紙幣および貨幣を指すものであって、外国紙幣、外国貨幣および古銭は含まれません。
引用元:郵便局 書留
上の二つから、郵便局では現金と外国紙幣は別のものと判断しているようです。
クロネコヤマトの場合
では、クロネコヤマト宅急便の場合はどうでしょうか?
クロネコヤマト宅急便では、以下のものを禁止しています。
現金、小切手、手形、株券その他の有価証券
引用元:ヤマト運輸 宅急便で送れないもの
この現金の中に、外国通貨入るのでしょうか?
そこで、「国際宅急便で送れないもの」のページを見てみるとしましょう。
現金、小切手、株券、BL(船荷証券) などの有価証券類およびクレジットカード
〜〜省略〜〜
貴金属、貴石、宝飾品、各国通貨、その他貴重品
〜〜省略〜〜
「現金」と「各国通貨」は分けて書いてあります。
つまり、外国通貨は宅急便で送ることができるということでしょうか?
実際に送ってみた
内容物を「外国貨幣」として、実際に外国通貨をヤマトの宅急便で送ってみました。
結果は……
大阪へは送れる!
東京へは送れない!
大阪へ送った時は何もなく届いたのですが、東京へ送った時は戻ってくるという事態に……。
何故……!?
直接ヤマトに訊いてみた
というわけで、ヤマトに電話で訊いてみました。
結果は……
ヤマトの見解では「外国通貨は有価証券に含まれる」とのこと。
まとめ
外国通貨を送りたい時は、郵便局を使いましょう。
どうしてもクロネコヤマト宅急便で送りたいときは、内容物を「印刷物」「書類」などにして送りましょう(自己責任で)。しかし、内容物を「外国貨幣」としても、地域性によって送れるときもあります。